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2013年4月28日 (日曜日)

頭のカタさ - 1.日々の雑記

俗にいう頭のカタい人は、二つのタイプに大別できる

・学校で習ったことが、自分の思考の枠になっている人
・世間での経験が思考の枠になっている人

どちらも、考え方に枠がはめられているという意味では、同じく頭がカタい訳である

学校で習う知識は、常識的な一般教養としては意味はある
しかし、数学は別にして、その知識のどれもが正しいとか真理だという訳ではない

教養知識の多くは、今のところ妥当だと思われる仮説に過ぎないだけである
だから、もっとも妥当性の割合の多い知識を探索していくために、学問研究がある
つまり、学問はこれまでの知識を否定したり乗り越えたりするものなのだ

しかも、新しい答えが見いだされたとしても、それもまた仮説に過ぎない
その既成の知識をいつも絶対的に正しいと思い込んだとき、頭がカタい人になる

世間での経験で得たことを、自分の考え方の基準にしてしまう人はすこぶる多い
これこれの事柄はこういうものだ、と定式化して考える訳だ
これは一種のムラ的偏向思考であって、広く通用する考えではない

しかし、ムラの中にいる限り、そんな偏向思考をしていれば安全だし安心な訳である
実際には、そのムラが仲の良いお友だち同士であったり、会社組織であったりする

wrote by Satoshi Ohtani : 2013年4月28日 21:34

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