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2013年3月 6日 (水曜日)

成果主義と年功序列 - 貢献度と報酬をめぐる2つの原理 - 1.日々の雑記

成果主義による報酬分配を肯定しながら、自分の貢献度の低さに直面すると、そのことを肯定的に受け止めない

道具的、手段的関係においては、貢献度の差を顕在化させる分配手続が、組織目標の達成のために妥当とみなされる一方で、自己完結的関係においては対等性が崩れることになる

組織過程ではこの2つの関係が同時に追求されるため、貢献度分配への支持とそれを提案した人(社員など)に対しては非好意的態度になるとの矛盾が顕在化することになる


年功序列制度では、所属期間という代理的指標による能力主義が実施されており、所属期間の長さが技能の熟練度であり、すなわちそれを能力と理解している

年功序列制度は、長期的な時間展望の中で社員間の対等性を確保するとのメカニズムであり、短期的成果によって格差が拡大していく成果主義にはない特徴が存在していることになる

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「労働政策研究・研究機構の給与の決め方調査(2006年)」では

・個人の仕事の成果にもとづいて評価することに肯定的 ・・・ 81.6%
・年齢や勤続年数に応じて評価することに否定的 ・・・ 36.7%

よって、成果主義を肯定していながら、年功序列制度を否定する割合が少ないことがわかる

実際に成果主義を導入した企業の労働者は、成果主義の意義については肯定的な評価が見られる一方で、社員間の給与格差が少ない企業の労働者の方が、成果主義は成功していると受け止める傾向がある

wrote by Satoshi Ohtani : 2013年3月 6日 20:19

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